2017年8月28日月曜日

新旧イタkiss観て雑感

これだけは手を付けまいと、どこかで遠ざけてたドラマ。
このタイミングでハマるとはなぁ。

イタズラなkissと言えば、かっしーと藍子ちゃん。そしてSPEED。
連載当初から読んでたので、琴子の髪の長さが違うと思いつつ、楽しみにしてた。
あの時揃えた単行本は、ちょっと胸の痛む理由で手放した。
多田かおるさんが亡くなられたこともあって、あれからずーっと、自分の中で封印されてたような。

胸キュン強化期間にいろいろなソフトを観た中に、南くんの恋人があった。
4。一番新しいものですね。ハッピーエンドの。
これのチームが、リメイク版イタkissのチームだと知り、じゃあ観てみるかなあと、どっか疼きながら手に取った。
入江くんは誰が演るんだろう?え?あの高校デビューで不思議なヘアスタイルしてた男の子?ええーかっこいいというにはファニーフェイスな‥
琴子は?知らない女優さんだ。かわいいというにはコケティッシュだなあ‥
こんな入口から踏み込みました。ずぶり。

ふーん、地震じゃないんだー、なんだか、ノソノソと歩く入江くんだなあ‥琴子のコメディ、気持ち、長いんだよなあ‥むしろ金ちゃんかっこよくない?
ぶつぶつ言いながら、2話3話。
ああそうそう、漫画、こんなだったわー、つか、かなり忠実だなあ、私もよく覚えてるもんだ。そりゃそうか。何度も何度も読んだもの。
4話5話。そうそう。東大受験、行けなかったじゃなくて、行かなかったんだよなあー
‥そして大学入って結婚するころには、古川くんも穂香ちゃんも漫画まんまじゃん!続きあったよね?と、ソッコー2観るくらいには、どハマりしていた。しかし、ゆうきくんの弟がゆうきくんってややこしいよね。

更に2も観終わったころには、ふるぽんってビストロで弄られてたねーよかったねーつか、こんな近くに来てたの?!、ほのちゃん幽カノ出てたのねー 、ん?つか、じゃあ、あのイベントん時、居たんじゃん!!くらいに沼。もう頭の先まで。今まであまり知らなかった俳優さんお二人の出演作まで観始めていた。
こりゃヤバいヤツだ。堂上教官沼の時と同じパターンだ‥

しかしまあ。古川くんの経歴は、リアル入江くんですね。現実に居るんだねえ、こういう人って。
スペックだけじゃなくて、アヴァロン聴く限り、性格もまんまじゃん。あ。あっこちゃんのCD買っちゃった。←すっかり沼

1996年版と2013、2014年版観て感じたこと。
どっちのドラマも、すごくいいチームだったんだろうな。俳優部だけじゃなくて全体が。 端々に愛情を感じる。

今じゃ風呂上がりに缶コーヒーじゃないな、コートの肩パットはやっぱりデカいし、髪の色も量も重め、高そうなパソコンのモニターはブラウン管だ。
しかし、なによりも違うのは。
古川くんも穂香ちゃんも 、ビジュアルが漫画そのまんま。
身長や体格のバランスが、原作そのまんまなのだ。
連載してた当時じゃ、想像もつかないような、いや想像してるからマンガになってんだけど、実際にその体格を持った日本人が、21世紀には出現しているのだ。

かっしーの入江くんは美しいし、藍子ちゃんの琴子はきれいでかわいい。
今どきのような、カラコンで増し増しの黒目でなく、鳶色の瞳は大きく、あごは細くて顔は小さめだ。当時流行のお洋服は、年齢より少し大人びて見える。
2014年版に特別出演されたお二人は、今でも変わらず美しかった。

対しての、古川くんの入江くんと穂香ちゃんの琴子は、人間というより最早キャラクターそのものだ。
入江くんの薄い身体に細長い手足、その上に乗る小さな頭。そのシルエットを、どっかで見たことがあると思い出したのは、ラピュタにいた巨神兵だった。
思い返してみるに、最近の恋愛モノやってる男の子の俳優さんは、ほぼほぼそういう体格じゃないですか。
福士さんやら東出さんやら、ちょい前だと花沢類とか。ここに年齢いって肉が乗ると、某Iプロの方とか。
女の子は、薄い肩に細い手足、鶏ガラのような首、その上にちょこんと乗っかる大きな目の小さなファニーフェイス。細いウエストというより、うっすら見える腰骨。

今どきの「かっこいい」や「かわいい」を決定する優先順位は、顔面偏差値ではなく、むしろ、体格なのかもしれない。
古川代表は、以前 「手が長くて気持ち悪い」と言われたことがあるそうだが、代表、これはもう進化であって、前世代の人類には、存在してなくて理解できないだけなんですよ。たぶん。
だって、こんなにハマるくらい、ステキな入江くんと琴子ちゃんが成立してるんですから。
実際お二人とも、かっこいいし、かわいいし。穂香ちゃん二十歳越えて、どんどんきれいになるし。


まだ折り目の残る衣装の中で、男女とも泳いでいる身体。
それでもまだ映像デフォルトのサイズになるまでダイエット。観られるお仕事の方々の努力は凄まじい。くれぐれもお身体ご自愛くださいね、と、心配になるくらいに。
だけど、そもそも土台の身体が進化しているのかな。まるで、百匹目の猿のように。
このままいくと、果ては向こうが透ける身体に、ピンポン玉が乗るんじゃなかろうか。
50年後の流行ってどんなになってるんだろう?

イタkissって、日本のみならず、アジアや北米や欧州でも、どハマりしてる人がたーくさんいるのだそうですね。海外でも映像化されてるし。
携帯電話やタブレットが当たり前に普及してて、演者の身体は進化していても、イタkissは原作のままでも、変わらず愛されている。
胸キュンってのは、グローバル。万国共通らしい。
また、いつかどこかで、リメイクされるのかな。
原作、もっかい買っちゃおうかな。
‥基ちゃん良かったな‥デボラのリメイク、やんないかな‥





















2017年8月20日日曜日

夢だっていいじゃない

きっかけは補填だった。補充か?

最近、恋愛もののドラマや映画を観ている。がっつり。
特に少女漫画原作の実写化。別マ別コミ別フレみたいな。
なんらかの事情で高校生ながらも一人暮らしの主人公、もしくは寮生活とかに、驚くほど強引な展開で同居を始めたり、土砂降りの雨の中これでもかと走りまくり、その後、風邪で倒れ看病までがパッケージ。
いやいや。そんなんばっかりじゃなくて、キラキラと部活に励んだり、メイクにいそしんだり、親友と恋との板挟みに悩み、若しくはタイプの違う二人、なんなら三人から、誰を選ぶのか迫られるのだ。
バイトも頑張るし、遅くなったからと逆方向だけど送り送られ、BDやクリスマスなどイベントがあった日にゃ何かしらの事件が起こるのだ。最近はコンプラ厳しく、映像で自転車二人乗りを見かけなくなりましたね。ところでお勉強してる?
こういう作品って、低予算で制作できるそうで、昨今たくさん作られてますね。
いわゆる、キュンキュンするアレなのだ。

ご出演の俳優さんたちは、何年かの間、次から次へ途切れることなく作品に出演し、これでもかと壁ドンやら顎クイやらお姫様だっこやらなんやらかんやら、しまくりされまくっていらっしゃる。
ちゃんと眠ったり食べたりしてますか?と、心配になるくらいのハイペースで次から次へと。
まるで学生服を着られるそのうちに、と急ぐかのように。

この手の「高校青春群像胸キュンもの」は、そのフォーマットにハマる俳優さんが、何年かおきに入れ替わっていく。
例えば、5,6年前の作品を観ると、その時ハマってる俳優さんたちが演じている。
仮面ライダーやなんとかレンジャーとか、雑誌の専属モデルさんとかなんとかシンデレラとか、いい感じに思春期越えた子役さんからの俳優さんとか、これがデビューですのフレッシュさんとか。もちろん他にもたくさんたくさん。

今の作品を演じている俳優さんたちも、その椅子に座れる期間は決まってるんだろう。
そりゃ皆さん、大人になってくんですもの。学生服、無理が出てくる年齢や見た目になる。
この国では、若いって正義なんですかね。オトナになっただけで劣化などと揶揄されることもある。当り前じゃん、誰しもオトナになるのだ。
そしてタイムリミット。限られた椅子は、真後ろに控えていた次の世代へ。
学生服をスーツに着替えて、ハルタのローファーをパンプスに履き替えたら、今度のステージは「高校からキャンパスか社会に移行恋愛群像モノ」だ。
さて、この椅子に、果たして何人何年座れるかな?
これは、どの業界でもどのお仕事でも同じだと思うけど。

民放の恋愛ドラマや上映館数の多い恋愛映画から、またも次のステージへ。
制約が変わった分、幅広い役を演じられる。
舞台やCSやネットだったり、何より、別カテゴリの作品だったり。
世界は広いのだ。

演者さん自身のファンもあれば、そのフォーマットのファンもある。
一緒に年重ねて見守りたい方もあれば、ずーっとキュンキュンしてたい方もいるのだ。
観ているこっち側も同様に年齢を重ねてはいるのだけど、15歳だって80歳だって、中身の少年少女は年取らないのだから。
どちらにせよ、観る側が求めている限り、その王道が廃れることはなさそうだ。
乙女の好みは変わらない。それは、源氏物語の昔から、そしてきっとこれからも。
現実には、ほっぺた膨らませてカフェオレ勧めてくれる子もいなきゃ、メンタルと肌チェックしてくれるビューネくんもいやしない。妹でもないのに「お兄ちゃん」と甘えてくる子もいなきゃ、そんなやたらめったら別れ際に袖口ちょこんとつかんでくれる子もいやしない。潤いって大切よ。
だからこそ。
夢だっていいじゃない。胸キュンだっていいじゃないの。






2017年7月5日水曜日

手続きの手続き

この4月からだっけ?
保険料が高くなっただかどうなんだか。
説明受けるに、決められた日時に雁首揃えて行かなきゃならないとかどうとか。
そのために、まずは連絡をしなければならないとかなんだか。

なんだかの補助金を受けらえるかも知れませんので、こちらにまずはお問い合わせを。
お問い合わせると、次はこちらへお問い合わせを、次はこちらへ‥

とある検査を受けるにあたり、こちらにご記入いただきご返送いただき日時‥

昨今はやりの手の込んだ詐欺じゃないよなあ‥といらぬ心配をする日々である。

送られた書面の意味もよくわからないし、誰か翻訳してくれないかなあ。
結局、直接お邪魔して、対面で教えてもらう。
やっと理解できた空っぽの頭を抱えながら、次の手続きに向かう。
自分で理解できないようなものを買っちゃいけないねえ。
最近とみに鳥頭なんだから‥

2017年6月29日木曜日

いつの頃からか

ぜったい!ではないのだが。
知らない町に観光に行くと、だいたい高い建物あるじゃないですか。
わかりやすい例だと東京タワー。
上ってしまうんですよ。高いとこ苦手なくせに。

スカイツリーでも東京タワーでも、ちょびっとだけガラス張りんとこ、あるでしょ。
あれ、涙目になりながら、片足だけ踏み出してみたり。
だったらやらなきゃいいのに。

いつの頃からか。
そういうとこで、やたらと写真撮ってませんか?
施設側が撮ってる記念撮影。お金払って買うヤツ。
それも、順路の入口入ってすぐくらいに通行関所みたいになってて、、「買うか買わないかは後でご覧になって決められますよー」と、有無を言わさず撮影されるヤツ。
施設内を順路通り巡り、その順路内にて、さっき撮った画像を確認して、ほしいなあと思ったら購入するというシステム。
テーマパークだと、アトラクションで、キャー!ってる写真とか。
通天閣でもそうだったし、まさかのいつか来た道でもそうだった。え?ここも?!と驚いた。

そもそも、写真を撮られたくないんだけど。
その莫大なデータは、その場で消去していってるんですかね。
いろんな施設が行列できてる原因って、これじゃなかろうか。時間かかるもん。
どことは言わないけど「撮られたくないです」と拒否したら、煙たそうに通してくれた施設もあったなあ。
そりゃそちらさんはお仕事でしょうけどねえ。

結構好きな場所も多いのですが、今後は足が遠のくだろうなあ。
つか、既にそうだし。
 さて。
どこに遊びに行こうかなあ。



2017年4月30日日曜日

無限の住人ライヴヴューイング回を観てきました

別にね。
映画以外でもエントりたいんですよ。
でもね。
まずはこれから。
ネタバレあります。できるだけしないよう努力しますが、未見の方避けてくださいー。

木村拓哉、凄い。
なんなんだ、この人は。
キャー、キムタクかっこいーーやばーい。とかいうレベルでなく、凄い。
本気、見せていただきました。
恐ろしいくらいの気迫や力がスクリーンから滲み出て溢れて濁流に飲み込まれ流されました。
きっと、目指してるのは、とんでもない高みなんだろうな。
簡単にできてるわけじゃなくて、孤高の努力というか。胸が詰まりました。

原作とかストーリーとか他のキャストの方々とか、できるだけ他の情報を入れないように初日のライヴヴューイング回を観に行きました。
本編の前に、30分の舞台挨拶全国70館での生中継。
行ったシアターが、音がとっても良くて、距離を感じさせない。すばらしい。
客席の方々は、後ろからだろうと振り返りキャイキャイされてましたが、キャストさん、舞台脇から登壇ー
木村さん、そりゃかっこいい。花ちゃん、っかわいい‥。福士さん、ほっそい!戸田さんもほっそい!海老蔵さん、市原さんガッシリ。 満島さん身が軽い。監督かっこいい!
30分はあっという間で本編に突入。

あああああ。イーターイーもう無理ーーーーー!
というかと思ったけど、そこは意外なくらい大丈夫でした。
幼いころから観てきた水戸黄門や暴れん坊侍で慣れてるのだろうか。
覚悟してたほどの血がブシャーとかではなかった気がします。
ただ、近くにいた親子連れのお子さんは「こわい‥」と呟いていた。
個人的には、かなりきつかったのは、別のシーンとカットでした。

木村さんだけではく、すべての方々の殺陣が美しかった。
汚れてんだけど美しかった。
これも、原作通りなんでしょうか、武器もこれまたすごい。
それを使いこなしてる皆様方すごい。
戸田さん、美しかった。福士さんの声がまたいいんだこれが。満島さん、どんだけスプレーつかったんだろ?海老蔵さん舌ったらずっぽくてかわいい。
これは最初の殺陣からそうなんですが、何百人もの殺陣シーンでは、あまり前で観ると、目がついていかない。
次は、もうちょい後ろの席で観ようと思います。

しかし、こりゃ、外国人さん大好物でしょう。
キャラクターごとに、お衣裳やメイクがまるでアニメのよう。原作は漫画ですよね。
既に海外での公開が決まっているそうですが、こういうの、好きなんだろうなあ。
戸田さんの花魁からの夜鷹からのあのセクシーとか、好きなんだろうなあ。

始まって25分くらいの2シーンと、市原さんが岩に叩きつけられるとこは、神経回路をオフにしたかったですが、あとは、刺さっても切断面見えても、逆に映画として見えました。
八尾比丘尼様、2度目の光臨は、万次さんの覚悟をきいてたんでしょうか、増幅だったんでしょうか。
私のツボは、
・ささやくのよ、私の中のゴーストが
・鎖をじゃらじゃらじゃぱんしながらの「めんどくせー」手首回収
でした。
相変わらず上達しないとこは、予告か番宣番組で観てしまっていたので、新鮮味薄れちゃった。
それでも劇場では、ヒットの瞬間、息をのみ、周りの方と一緒に笑ってしまいました。

ラストは刺さって倒れた瞬間から読めましたが。読めたんですが、ラストの一言がいい!
キレ良かったー爽快に気持ちよく終われたー
たぶん観てた人、みんな同じ言葉で突っ込んだんだろうなあ。
その瞬間、流れるMIYAVIさんの存在証明。かっけーーーーー!

ちなみに、舞台挨拶終わっての、フォトセッションとやらで、木村さん居ないバージョンをまず撮影して、次に木村さん居るバージョンを撮影してました。
もういいんじゃないの?
映画きちんと宣伝したいのに、主役が入ってない写真ってなんなの?
満島さんセンターも素敵でしたけど。

そして写真のあとに、動画もちょいと撮り終えて。
司会の方「ありがとうございましたー」で、存在証明イントロかかって、全員退場の瞬間。
客席の間の通路を、先頭きって木村さんが足を踏み出し、客席がキャーーーーーーー!!!!!
もんの凄い歓声とあちこちから伸びる手。
手を伸ばして、少しでも触れようとする人たちがいる中、自分の身体の前で小さく手を振る方を見つけたのかな?
木村さん、右手でハイターーーッチ!
その瞬間、ハイタッチされた女性が、顔を覆いながら膝から崩れていきました。 少女漫画か!
失神してないかと心配で、しばらく彼女を目で追ってしまった。
その後ろを行く他のキャストさんも、同じく歓声やらなんやらで、もみくちゃになりながら、興奮の舞台挨拶は終わりました。
きっとあの通路ぎわの方々、始まってしばらくは映画が頭に入ってないのではなかろうか。
いやあ、いいもん見せてもらいました。

 たぶん原作は、もっと一人一人の設定とか事情とか心情とかエピソードとかあって、感情移入できるのかな。
2時間半では詰め込みすぎなのかな。
次は原作読んだり、パンフレット読んだりして観ると、より深く受け取れるのかな。
 あ。このパンフレット、とてもよかったです。
よく、公開時に書店に並ぶ解説本みたいな。

またなんか思い出したら書いておこう。
なんかツボあったんだよなー、なんだっけかなー‥