これだけは手を付けまいと、どこかで遠ざけてたドラマ。
このタイミングでハマるとはなぁ。
イタズラなkissと言えば、かっしーと藍子ちゃん。そしてSPEED。
連載当初から読んでたので、琴子の髪の長さが違うと思いつつ、楽しみにしてた。
あの時揃えた単行本は、ちょっと胸の痛む理由で手放した。
多田かおるさんが亡くなられたこともあって、あれからずーっと、自分の中で封印されてたような。
胸キュン強化期間にいろいろなソフトを観た中に、南くんの恋人があった。
4。一番新しいものですね。ハッピーエンドの。
これのチームが、リメイク版イタkissのチームだと知り、じゃあ観てみるかなあと、どっか疼きながら手に取った。
入江くんは誰が演るんだろう?え?あの高校デビューで不思議なヘアスタイルしてた男の子?ええーかっこいいというにはファニーフェイスな‥
琴子は?知らない女優さんだ。かわいいというにはコケティッシュだなあ‥
こんな入口から踏み込みました。ずぶり。
ふーん、地震じゃないんだー、なんだか、ノソノソと歩く入江くんだなあ‥琴子のコメディ、気持ち、長いんだよなあ‥むしろ金ちゃんかっこよくない?
ぶつぶつ言いながら、2話3話。
ああそうそう、漫画、こんなだったわー、つか、かなり忠実だなあ、私もよく覚えてるもんだ。そりゃそうか。何度も何度も読んだもの。
4話5話。そうそう。東大受験、行けなかったじゃなくて、行かなかったんだよなあー
‥そして大学入って結婚するころには、古川くんも穂香ちゃんも漫画まんまじゃん!続きあったよね?と、ソッコー2観るくらいには、どハマりしていた。しかし、ゆうきくんの弟がゆうきくんってややこしいよね。
更に2も観終わったころには、ふるぽんってビストロで弄られてたねーよかったねーつか、こんな近くに来てたの?!、ほのちゃん幽カノ出てたのねー 、ん?つか、じゃあ、あのイベントん時、居たんじゃん!!くらいに沼。もう頭の先まで。今まであまり知らなかった俳優さんお二人の出演作まで観始めていた。
こりゃヤバいヤツだ。堂上教官沼の時と同じパターンだ‥
しかしまあ。古川くんの経歴は、リアル入江くんですね。現実に居るんだねえ、こういう人って。
スペックだけじゃなくて、アヴァロン聴く限り、性格もまんまじゃん。あ。あっこちゃんのCD買っちゃった。←すっかり沼
1996年版と2013、2014年版観て感じたこと。
どっちのドラマも、すごくいいチームだったんだろうな。俳優部だけじゃなくて全体が。 端々に愛情を感じる。
今じゃ風呂上がりに缶コーヒーじゃないな、コートの肩パットはやっぱりデカいし、髪の色も量も重め、高そうなパソコンのモニターはブラウン管だ。
しかし、なによりも違うのは。
古川くんも穂香ちゃんも 、ビジュアルが漫画そのまんま。
身長や体格のバランスが、原作そのまんまなのだ。
連載してた当時じゃ、想像もつかないような、いや想像してるからマンガになってんだけど、実際にその体格を持った日本人が、21世紀には出現しているのだ。
かっしーの入江くんは美しいし、藍子ちゃんの琴子はきれいでかわいい。
今どきのような、カラコンで増し増しの黒目でなく、鳶色の瞳は大きく、あごは細くて顔は小さめだ。当時流行のお洋服は、年齢より少し大人びて見える。
2014年版に特別出演されたお二人は、今でも変わらず美しかった。
対しての、古川くんの入江くんと穂香ちゃんの琴子は、人間というより最早キャラクターそのものだ。
入江くんの薄い身体に細長い手足、その上に乗る小さな頭。そのシルエットを、どっかで見たことがあると思い出したのは、ラピュタにいた巨神兵だった。
思い返してみるに、最近の恋愛モノやってる男の子の俳優さんは、ほぼほぼそういう体格じゃないですか。
福士さんやら東出さんやら、ちょい前だと花沢類とか。ここに年齢いって肉が乗ると、某Iプロの方とか。
女の子は、薄い肩に細い手足、鶏ガラのような首、その上にちょこんと乗っかる大きな目の小さなファニーフェイス。細いウエストというより、うっすら見える腰骨。
今どきの「かっこいい」や「かわいい」を決定する優先順位は、顔面偏差値ではなく、むしろ、体格なのかもしれない。
古川代表は、以前 「手が長くて気持ち悪い」と言われたことがあるそうだが、代表、これはもう進化であって、前世代の人類には、存在してなくて理解できないだけなんですよ。たぶん。
だって、こんなにハマるくらい、ステキな入江くんと琴子ちゃんが成立してるんですから。
実際お二人とも、かっこいいし、かわいいし。穂香ちゃん二十歳越えて、どんどんきれいになるし。
まだ折り目の残る衣装の中で、男女とも泳いでいる身体。
それでもまだ映像デフォルトのサイズになるまでダイエット。観られるお仕事の方々の努力は凄まじい。くれぐれもお身体ご自愛くださいね、と、心配になるくらいに。
だけど、そもそも土台の身体が進化しているのかな。まるで、百匹目の猿のように。
このままいくと、果ては向こうが透ける身体に、ピンポン玉が乗るんじゃなかろうか。
50年後の流行ってどんなになってるんだろう?
イタkissって、日本のみならず、アジアや北米や欧州でも、どハマりしてる人がたーくさんいるのだそうですね。海外でも映像化されてるし。
携帯電話やタブレットが当たり前に普及してて、演者の身体は進化していても、イタkissは原作のままでも、変わらず愛されている。
胸キュンってのは、グローバル。万国共通らしい。
また、いつかどこかで、リメイクされるのかな。
原作、もっかい買っちゃおうかな。
‥基ちゃん良かったな‥デボラのリメイク、やんないかな‥
2017年8月28日月曜日
2017年8月20日日曜日
夢だっていいじゃない
きっかけは補填だった。補充か?
最近、恋愛もののドラマや映画を観ている。がっつり。
特に少女漫画原作の実写化。別マ別コミ別フレみたいな。
なんらかの事情で高校生ながらも一人暮らしの主人公、もしくは寮生活とかに、驚くほど強引な展開で同居を始めたり、土砂降りの雨の中これでもかと走りまくり、その後、風邪で倒れ看病までがパッケージ。
いやいや。そんなんばっかりじゃなくて、キラキラと部活に励んだり、メイクにいそしんだり、親友と恋との板挟みに悩み、若しくはタイプの違う二人、なんなら三人から、誰を選ぶのか迫られるのだ。
バイトも頑張るし、遅くなったからと逆方向だけど送り送られ、BDやクリスマスなどイベントがあった日にゃ何かしらの事件が起こるのだ。最近はコンプラ厳しく、映像で自転車二人乗りを見かけなくなりましたね。ところでお勉強してる?
こういう作品って、低予算で制作できるそうで、昨今たくさん作られてますね。
いわゆる、キュンキュンするアレなのだ。
ご出演の俳優さんたちは、何年かの間、次から次へ途切れることなく作品に出演し、これでもかと壁ドンやら顎クイやらお姫様だっこやらなんやらかんやら、しまくりされまくっていらっしゃる。
ちゃんと眠ったり食べたりしてますか?と、心配になるくらいのハイペースで次から次へと。
まるで学生服を着られるそのうちに、と急ぐかのように。
この手の「高校青春群像胸キュンもの」は、そのフォーマットにハマる俳優さんが、何年かおきに入れ替わっていく。
例えば、5,6年前の作品を観ると、その時ハマってる俳優さんたちが演じている。
仮面ライダーやなんとかレンジャーとか、雑誌の専属モデルさんとかなんとかシンデレラとか、いい感じに思春期越えた子役さんからの俳優さんとか、これがデビューですのフレッシュさんとか。もちろん他にもたくさんたくさん。
今の作品を演じている俳優さんたちも、その椅子に座れる期間は決まってるんだろう。
そりゃ皆さん、大人になってくんですもの。学生服、無理が出てくる年齢や見た目になる。
この国では、若いって正義なんですかね。オトナになっただけで劣化などと揶揄されることもある。当り前じゃん、誰しもオトナになるのだ。
そしてタイムリミット。限られた椅子は、真後ろに控えていた次の世代へ。
学生服をスーツに着替えて、ハルタのローファーをパンプスに履き替えたら、今度のステージは「高校からキャンパスか社会に移行恋愛群像モノ」だ。
さて、この椅子に、果たして何人何年座れるかな?
これは、どの業界でもどのお仕事でも同じだと思うけど。
民放の恋愛ドラマや上映館数の多い恋愛映画から、またも次のステージへ。
制約が変わった分、幅広い役を演じられる。
舞台やCSやネットだったり、何より、別カテゴリの作品だったり。
世界は広いのだ。
演者さん自身のファンもあれば、そのフォーマットのファンもある。
一緒に年重ねて見守りたい方もあれば、ずーっとキュンキュンしてたい方もいるのだ。
観ているこっち側も同様に年齢を重ねてはいるのだけど、15歳だって80歳だって、中身の少年少女は年取らないのだから。
どちらにせよ、観る側が求めている限り、その王道が廃れることはなさそうだ。
乙女の好みは変わらない。それは、源氏物語の昔から、そしてきっとこれからも。
現実には、ほっぺた膨らませてカフェオレ勧めてくれる子もいなきゃ、メンタルと肌チェックしてくれるビューネくんもいやしない。妹でもないのに「お兄ちゃん」と甘えてくる子もいなきゃ、そんなやたらめったら別れ際に袖口ちょこんとつかんでくれる子もいやしない。潤いって大切よ。
だからこそ。
夢だっていいじゃない。胸キュンだっていいじゃないの。
最近、恋愛もののドラマや映画を観ている。がっつり。
特に少女漫画原作の実写化。別マ別コミ別フレみたいな。
なんらかの事情で高校生ながらも一人暮らしの主人公、もしくは寮生活とかに、驚くほど強引な展開で同居を始めたり、土砂降りの雨の中これでもかと走りまくり、その後、風邪で倒れ看病までがパッケージ。
いやいや。そんなんばっかりじゃなくて、キラキラと部活に励んだり、メイクにいそしんだり、親友と恋との板挟みに悩み、若しくはタイプの違う二人、なんなら三人から、誰を選ぶのか迫られるのだ。
バイトも頑張るし、遅くなったからと逆方向だけど送り送られ、BDやクリスマスなどイベントがあった日にゃ何かしらの事件が起こるのだ。最近はコンプラ厳しく、映像で自転車二人乗りを見かけなくなりましたね。ところでお勉強してる?
こういう作品って、低予算で制作できるそうで、昨今たくさん作られてますね。
いわゆる、キュンキュンするアレなのだ。
ご出演の俳優さんたちは、何年かの間、次から次へ途切れることなく作品に出演し、これでもかと壁ドンやら顎クイやらお姫様だっこやらなんやらかんやら、しまくりされまくっていらっしゃる。
ちゃんと眠ったり食べたりしてますか?と、心配になるくらいのハイペースで次から次へと。
まるで学生服を着られるそのうちに、と急ぐかのように。
この手の「高校青春群像胸キュンもの」は、そのフォーマットにハマる俳優さんが、何年かおきに入れ替わっていく。
例えば、5,6年前の作品を観ると、その時ハマってる俳優さんたちが演じている。
仮面ライダーやなんとかレンジャーとか、雑誌の専属モデルさんとかなんとかシンデレラとか、いい感じに思春期越えた子役さんからの俳優さんとか、これがデビューですのフレッシュさんとか。もちろん他にもたくさんたくさん。
今の作品を演じている俳優さんたちも、その椅子に座れる期間は決まってるんだろう。
そりゃ皆さん、大人になってくんですもの。学生服、無理が出てくる年齢や見た目になる。
この国では、若いって正義なんですかね。オトナになっただけで劣化などと揶揄されることもある。当り前じゃん、誰しもオトナになるのだ。
そしてタイムリミット。限られた椅子は、真後ろに控えていた次の世代へ。
学生服をスーツに着替えて、ハルタのローファーをパンプスに履き替えたら、今度のステージは「高校からキャンパスか社会に移行恋愛群像モノ」だ。
さて、この椅子に、果たして何人何年座れるかな?
これは、どの業界でもどのお仕事でも同じだと思うけど。
民放の恋愛ドラマや上映館数の多い恋愛映画から、またも次のステージへ。
制約が変わった分、幅広い役を演じられる。
舞台やCSやネットだったり、何より、別カテゴリの作品だったり。
世界は広いのだ。
演者さん自身のファンもあれば、そのフォーマットのファンもある。
一緒に年重ねて見守りたい方もあれば、ずーっとキュンキュンしてたい方もいるのだ。
観ているこっち側も同様に年齢を重ねてはいるのだけど、15歳だって80歳だって、中身の少年少女は年取らないのだから。
どちらにせよ、観る側が求めている限り、その王道が廃れることはなさそうだ。
乙女の好みは変わらない。それは、源氏物語の昔から、そしてきっとこれからも。
現実には、ほっぺた膨らませてカフェオレ勧めてくれる子もいなきゃ、メンタルと肌チェックしてくれるビューネくんもいやしない。妹でもないのに「お兄ちゃん」と甘えてくる子もいなきゃ、そんなやたらめったら別れ際に袖口ちょこんとつかんでくれる子もいやしない。潤いって大切よ。
だからこそ。
夢だっていいじゃない。胸キュンだっていいじゃないの。
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