2017年8月20日日曜日

夢だっていいじゃない

きっかけは補填だった。補充か?

最近、恋愛もののドラマや映画を観ている。がっつり。
特に少女漫画原作の実写化。別マ別コミ別フレみたいな。
なんらかの事情で高校生ながらも一人暮らしの主人公、もしくは寮生活とかに、驚くほど強引な展開で同居を始めたり、土砂降りの雨の中これでもかと走りまくり、その後、風邪で倒れ看病までがパッケージ。
いやいや。そんなんばっかりじゃなくて、キラキラと部活に励んだり、メイクにいそしんだり、親友と恋との板挟みに悩み、若しくはタイプの違う二人、なんなら三人から、誰を選ぶのか迫られるのだ。
バイトも頑張るし、遅くなったからと逆方向だけど送り送られ、BDやクリスマスなどイベントがあった日にゃ何かしらの事件が起こるのだ。最近はコンプラ厳しく、映像で自転車二人乗りを見かけなくなりましたね。ところでお勉強してる?
こういう作品って、低予算で制作できるそうで、昨今たくさん作られてますね。
いわゆる、キュンキュンするアレなのだ。

ご出演の俳優さんたちは、何年かの間、次から次へ途切れることなく作品に出演し、これでもかと壁ドンやら顎クイやらお姫様だっこやらなんやらかんやら、しまくりされまくっていらっしゃる。
ちゃんと眠ったり食べたりしてますか?と、心配になるくらいのハイペースで次から次へと。
まるで学生服を着られるそのうちに、と急ぐかのように。

この手の「高校青春群像胸キュンもの」は、そのフォーマットにハマる俳優さんが、何年かおきに入れ替わっていく。
例えば、5,6年前の作品を観ると、その時ハマってる俳優さんたちが演じている。
仮面ライダーやなんとかレンジャーとか、雑誌の専属モデルさんとかなんとかシンデレラとか、いい感じに思春期越えた子役さんからの俳優さんとか、これがデビューですのフレッシュさんとか。もちろん他にもたくさんたくさん。

今の作品を演じている俳優さんたちも、その椅子に座れる期間は決まってるんだろう。
そりゃ皆さん、大人になってくんですもの。学生服、無理が出てくる年齢や見た目になる。
この国では、若いって正義なんですかね。オトナになっただけで劣化などと揶揄されることもある。当り前じゃん、誰しもオトナになるのだ。
そしてタイムリミット。限られた椅子は、真後ろに控えていた次の世代へ。
学生服をスーツに着替えて、ハルタのローファーをパンプスに履き替えたら、今度のステージは「高校からキャンパスか社会に移行恋愛群像モノ」だ。
さて、この椅子に、果たして何人何年座れるかな?
これは、どの業界でもどのお仕事でも同じだと思うけど。

民放の恋愛ドラマや上映館数の多い恋愛映画から、またも次のステージへ。
制約が変わった分、幅広い役を演じられる。
舞台やCSやネットだったり、何より、別カテゴリの作品だったり。
世界は広いのだ。

演者さん自身のファンもあれば、そのフォーマットのファンもある。
一緒に年重ねて見守りたい方もあれば、ずーっとキュンキュンしてたい方もいるのだ。
観ているこっち側も同様に年齢を重ねてはいるのだけど、15歳だって80歳だって、中身の少年少女は年取らないのだから。
どちらにせよ、観る側が求めている限り、その王道が廃れることはなさそうだ。
乙女の好みは変わらない。それは、源氏物語の昔から、そしてきっとこれからも。
現実には、ほっぺた膨らませてカフェオレ勧めてくれる子もいなきゃ、メンタルと肌チェックしてくれるビューネくんもいやしない。妹でもないのに「お兄ちゃん」と甘えてくる子もいなきゃ、そんなやたらめったら別れ際に袖口ちょこんとつかんでくれる子もいやしない。潤いって大切よ。
だからこそ。
夢だっていいじゃない。胸キュンだっていいじゃないの。






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